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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は乳幼児期に始まることが多く、よくなったり、悪くなったりをくり返しながら長期間続く皮膚炎で、症状は痒みのある湿疹が中心です。

原因には体質的なものと環境的なものとが絡んでいると考えられていますが、まだ詳細はわかっていません。 乳幼児期に始まったアトピー性皮膚炎が成人期まで続くこともあり、中には成人になってから始まる人もいます。喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎 など他のアレルギー疾患が同時に見られることが多く、伝染性膿痂疹(とびひ)などの感染症、白内障、網膜剥離などもみられます。

アトピー性皮膚炎は、近年、世界的にも、日本国内でも増加傾向にあります。症状や経過には個人差が大きいので、治療効果をみながら、注意深く、根気強く治療する必要があります。
乾癬
乾癬とは皮膚が赤く盛りあがり、その上に乾燥した白い垢が厚く付着し、それがぽろぽろとはがれ落ちる皮膚の病気です。乾癬は、ウイルスや細菌、かびによるものではないので、人にうつる心配はありません。

この病気は、現在のところ根本的な治療法がなく、症状がよくなったり悪化したりを繰り返すので長く付き合っていかなければなりません。すなわち、症状がよくなっている期間を長くすることが治療の目標になります。
掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。ときに、足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。

皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。後に これらの皮疹が混じった状態になります。出始めに、よくかゆくなります。また、鎖骨や胸の中央(胸鎖肋関節症)やその他の関節が痛くなることがあります。

足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。
尋常性白斑
尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)は、不規則に皮膚の色素をつくる働きのある部分の損失を引き起こす慢性的な皮膚疾患である。いわゆるシロナマズと俗称で呼ばれている。

稀なものではないが、まだはっきりとした原因がつかめていないため、治りにくい皮膚病のひとつとされている。根気よく光線療法を続けることで効果あり。 この症状が髪の毛のところに来ると、その部分の毛の色が白くなる場合もある。
脂漏性湿疹
脂漏性湿疹という皮膚炎は、頭や顔、胸の部分、腋の下、陰股部など、皮脂が出やすいところに赤くカサカサした湿疹ができる病気で、フケ症もこの一種です。

思春期以降は皮脂腺が活発になり、その皮脂が刺激を与えるからです。 さらに、それだけではなく、マラセチアというカビも原因の一つと考えられています。

ほかにも、ビタミンB2、B6の欠乏や疲労、寝不足、ストレス、胃腸障害などが関係して発症すると言われています。 脂漏性湿疹への対処法は、主に、薬物療法と生活改善です。